*人々の健康を保つ産業であるヘルスケア・セクターは、最近、具合が優れなかった。年初来のリターンはS&P500指数の22%に対してわずかに8%で、エネルギーを除く全てのセクターに対して出遅れている。しかし、先週は上昇、幾つかの要因がある。

ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は好業績を発表、オピオイド訴訟に関して和解の可能性が示唆され、テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ(TEVA)などの製薬会社にとって追い風となった。

*同セクターの今後12カ月間の予想利益に基づく株価収益率(PER)は15.1倍で、金融を除く全てのセクターに対して割安。UBSのストラテジストであるフランソワ・トラハン氏は、ヘルスケア・セクターは、こうした割安感からだけではなく、米国の経済成長の減速を懸念する投資家が物色する対象として買われる可能性があると指摘する。

*トラハン氏は、S&P500指数のヘルスケア・セクターから、買われ過ぎと思われる銘柄、株価の変動が極端な銘柄、および平均以上のPERの銘柄を除いて具体的な推奨リストを作成した。医薬品のファイザー(PFE)、医療機器のメドトロニック(MDT)、マネージドケア大手のシグナ(CI)、医療情報サービス企業のサーナー(CERN)などの19銘柄がある。

2019年10月21日号『バロンズ拾い読み』より
7. The Trader せっかくの好材料を生かしきれず 【米国株式市場】
個別銘柄の悪材料でNYダウは下落したが、その他の主要指数は堅調