Q:株式市場の歴史によると、今日の相場はどう見えるか?
A:市場とは、さまざまな要因を価格に織り込むメカニズムだ。シグナルや確率を考慮する必要がある。最近は世界的に悪材料があるものの、株式市場にとって悪材料は好材料となることも多い。特に、1)実質マイナス金利による刺激と世界で利下げを実施する中央銀行の数の増加が、2)非常にまれなシグナルと同時に起きていることを考慮すべき。

Q:まれなシグナルとは?
A:購買担当者指数(PMI)つまり製造業指数が50を切り、世界的な中央銀行の緩和策が重なると、今後12カ月の平均リターンは16~24%だった。平均的なリターンは8%だから、今後は平均の2~3倍のリターンが得られる期間を長くできるというのが、少なくとも過去の歴史上の経験だ。もちろん悪材料も多いが、目に見える悪材料にもかかわらず、実際には上昇余地を提供している可能性がある。

Q:景気後退を回避できるとの前提で、どのセクターに投資すべきか。
A:生活必需品や公益、ヘルスケアは1970年以降で最も割高になっており、上位1%の範囲にある。このようなことは過去に5回しか起きておらず、稀なことだ。景気敏感セクターへの乗り換えが起き、ディフェンシブセクターは平均的にアンダーパフォームするだろう。

Q:ディフェンシブなセクター以外に避けたい銘柄は?
A:エネルギーセクター。

 

2019年10月21日号『バロンズ拾い読み』より
3. Buy Home Builder and Tech Stocks 住宅建設会社やハイテクが買い【インタビュー】
歴史から学ぶと、ディフェンシブから景気敏感銘柄へのローテーションが起きる