■ 年平均上昇率は拡大し始めるはず
*S&P500の過去20年間(1999年~2018年)の年率上昇率は世界大恐慌以降で下位20位に入る。
2000年以降にマイナス35%超の弱気相場が2回あったせい。ちなみに1928年以降の20年移動年平均上昇率の平均は10.7%。
*上昇率が平均(10.7%)に回帰するなら、今後10~20年間にかなりの改善が見込まれる

■ 自社株買いが果たしてきた役割
*「自社株買いが果たす役割の大きさ」が十分に理解されていない。2011年以降の金融危機後の回復期に6倍に増えた自社株買いはバブルとも言える。
2018年だけで7000億ドル以上の自社株買いが実行された。その規模は2007年当時のサブプライム住宅ローン市場を上回っている。

*2011年初め以来の自社株買いの総額は約4兆ドル。S&P500指数の時価総額増加分12兆5000億ドルの約3分の1に相当。
「株価回復の半分は自社株買いによるもの」

*2011年以来、S&P500指数の「自社株買いで膨張した」EPSは67%も増大、同期間の米国企業の利益総額の増加率は23%。

 

2019年1月7日号『バロンズ拾い読み』より
6. Up And Down Wall Street この20年間より期待できる次の20年間【コラム】
歴史的に低水準となった、S&P500指数の2018年までの20年間の年平均上昇率