*本誌の登録投資顧問(RIA)ランキングで今年の上位50位以内に入った助言業者のうち、3人にインタビューを実施した。

*スコット・ハンソン氏(34位、オールワース・ファイナンシャル)
スコット・ハンソン氏はライフコーチ(人生に関するアドバイザー)のように見えることがある。同氏によれば、多くの人にとって退職の大きな問題は、貯蓄が不十分なことでも投資に失敗することでもなく、人生の目標を定めておらず、自信がなく不幸を感じていること。財務面以外の目標にこだわる理由は、人生で重要なのは人間関係と(生きる)意味だから。職場を離れると、人間関係や目的意識を失うリスクにさらされる。投資コストの削減に重点を置いているが、ただの投資の助言会社ではなく、全体的なファイナンシャルプランニングと退職に関する指針を提供している。投資手法としてマーケットタイミング戦略は使わない。市場の行方を読み誤ると悲惨な結果になる可能性がある。

*サラット・セティ氏(28位、ダグラス・C・レーン・アンド・アソシエイツ)
当社は個別銘柄の選択を基礎としており、独自リサーチを実施している。マーケットタイミング戦略や戦術的投資は行わず、ファンドも一切利用しない。当社は顧客ごとに60~70銘柄からなる株式ポートフォリオを構築している。投資機会としては債務に過剰に依存していない企業に注目している。現在は借り入れが容易な環境にあるが、こうした環境に影響が生じた場合、問題が起きる可能性がある。バランスシートを精査して、キャッシュフローが良好で与信規制に耐えられる企業を探す。金融サービスセクターには投資機会がある。資産運用会社ブラックストーン・グループ(BX)JPモルガン・チェース(JPM)など。

*リゼット・クーパー氏(50位、アテナ・キャピタル・アドバイザーズ)
大手の銀行や証券会社がアドバイザリーサービスを打ち出す一方、スタートアップ企業が割安な投資サービスを提供している中、アドバイザーは、自らに付加価値があることを示すよう迫られている。多くの個人投資家がパッシブ運用を選ぶのは、アクティブ運用マネジャーが手数料を上回る価値を生み出すのに苦労しているからだ。当社はまず、タックス・マネージド型の米国大型株ファンドなど、割安で税効率が高い投資対象から始めて、少数の銘柄に集中投資しているアクティブ運用マネジャーでこれを補っている。米中貿易戦争は氷山の一角で、われわれは経済冷戦に突入しつつある。中国が経済的な圧力にさらされる限り、中国以外の世界にとっても逆風となる。これは成長の減速を意味する。

 

2019年9月16日号『バロンズ拾い読み』より
3. Barron’s Top 100 Independent Advisors アドバイザーの戦略 【アドバイザー】
本誌アドバイザーランキング上位に入った3人へのインタビュー