アマゾン・ドット・コム(AMZN)が経済のあらゆる面に侵食、その影響から安全なセクターは皆無のように感じられる。
*物流会社XPOロジスティクス(XPO)は、金曜日の業績発表である顧客を失ったと発表したが、この顧客はアマゾンとみられている。これを受けてXPOの株価は20%近く下落。同社はアマゾンに対して、配達の「最後の1マイル」を提供する(していた)。
*アマゾンがフェデックス(FDX)を買収するとの思惑もあって運輸セクターのボラティリティが大きくなっており、PERには重しとなっている。フェデックスとユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、過去のPER平均の25%安の水準に。
*電気トラックメーカーのベンチャー企業であるリビアンが、アマゾン主導で7億ドルの投資が行われると発表。既存自動車メーカーにとって、テスラ(TSLA)以外にも注意を払うべき存在が増えた。
*アマゾンによるホールフーズ買収は食品小売りチェーンに大きな影響、「アマゾン・ビジネス」は製造業向け配送サービスを手掛けるファスナル(FAST)WWグレンジャー(GWW)への脅威に。
*ヘルスケア業では、アマゾンは2018年にオンライン薬局のピルパックを買収した。既存のドラッグストアチェーンのPERの重しとなっている。
*アマゾン効果がポジティブなのはスマートホーム関連。アマゾンとのパートナーシップを昨年発表したアレジオン(ALLE)などに恩恵、倉庫自動化機器メーカーのゼブラ・テクノロジーズ(ZBRA)にとっても追い風。

 

2019年2月18日号『バロンズ拾い読み』より
9. The Trader 経済指標よりも米中貿易交渉の進展を好感 【米国株式市場】
割高感はなく、これまでの売り手が買い手に回っている