■ ユーザー数は2億5400万人、加盟店は2000万店
*ペイパルは、ペイパル・ホールディングス(PYPL)が提供するオンライン決済サービス。ウォルマート(WMT)、ターゲット(TGT)、ベストバイ(BBY)など他のほぼ全ての小売業者が、オンラインショッピング圧倒的大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN)への対抗手段。

■ 融資やマーケティングなど多彩なサービスのクロスセルを可能に
*同社の主要な決済サービス、ペイパル・チェックアウトは、インターネット小売業者上位500社の80%近くが導入。加盟店網はペイパルによるキャッシュフロー管理や融資およびマーケティングといった他のサービスのクロスセルを可能にしている。
*同社は店舗がペイパルを導入すると、消費者がモバイルショッピングカートに入れた品物を最終的に購入する確率が2倍に高まると主張。
*弱気派の懸念:かつての親会社、ネットオークション大手のイーベイ(EBAY)との契約期限(2020年)でペイパルの業績低下の可能性。
*ペイパルには資金移動アプリのベンモがある。ミレニアム世代の人気が高く、2018年7-9月期の取扱高は前年同期比78%と急成長。

■ 割高だが上値余地は大きい
*ペイパルの株価は2015年7月以降で約105%上昇。株価収益率(PER)の過去3年間の平均が28倍、今後12カ月予想PERは30倍と割安ではない。だが、直近高値からは10%を超の下落で買い場到来か。

 

2018年12月10日号『バロンズ拾い読み』より
5. Arms Merchant for Anti-Amazon Sellers アマゾン対抗勢力の武器商人【ペイパル】
巨大な加盟店・ユーザー組織とサービス多様化が強さの源泉