*ケリー・フリン氏は、機関投資家と適格個人投資家向けに非上場企業に投資するウィンスロー・グロース・キャピタルのリード・ポートフォリオ・マネジャー。最初のファンドは2016年に開始され、フィットネスサービスのペロトン・インタラクティブ(PTON)など8社に投資した。

*本誌:「グロース・キャピタル」をどう定義?
フリン氏:ビジネスモデルとモート(競争優位性)を確立した非上場企業で、この資産クラスにはかなり大きな投資機会がある。多くの産業でテクノロジーは創造的破壊を促進しており、追加的な経済成長をけん引、あるいは動きの鈍い既存企業のシェアを奪う新たな会社を生み出している。

Q:注目を浴びるIPOが絶え間なく実施されるが、多くはうまく行かない。何が起きているのか?
A:ある会社が興味深く、有用な製品を販売しているとしても、株式市場やM&A(合併・買収)を目論む企業がその会社の価値をどう算定するかはまた別の話。最近のIPO銘柄のパフォーマンスの弱さからは、企業が成長目標を達成しているか、基調的にキャッシュフローを生んでいるかを株式市場が注視している様子がうかがわれる。

Q:シェアオフィス大手のウィーワークの親会社のウィーカンパニーはIPOを中止し、資金調達のピンチに陥っているが、他の大型の非上場企業にとってどういう意味があるか?
A:公開株式市場が、売上高の成長よりも実現された利益やキャッシュフローの黒字、あるいは少なくともこれらを短期的に達成できる見込みを好むことが浮き彫りに。一度上場したなら、経営陣が投資ストーリーをコントロールすることはできず、全ての意見や異論が株価に織り込まれるということ。

Q:ファンドが保有した後に売却した会社の例は?
A:オンライン自動車販売会社カーグルズ(CARG)、オンライン上で車を売りたい人と買いたい人を結ぶマーケットプレイスを運営している。2016年8月に最初に投資した時は既に黒字化していた。2017年10月のIPO後のパフォーマンスは良かった。現在は保有していないが、非常に良好な投資だった。

 

2019年10月7日号『バロンズ拾い読み』より
7. Crunch Time for Netflix and 5 Other Stocks 正念場 【株式市場展望】
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