*2回目となる上場企業サステナビリティ(持続可能性)ランキング発表。イートン・バンス(EV)の一部門であり、サステナビリティ投資の権威であるカルバート・リサーチ・アンド・マネジメントが作成。
*2018年、本誌が発表したサステナビリティ・ランキング上位100社の株価は、S&P500指数や大型株のラッセル1000指数よりも下落率が小幅だった
*株主、従業員、顧客、地球、コミュニティーの五つの主要カテゴリーで採点。各業界におけるカテゴリーの重要度に応じて得点を加重平均。
■ 上位企業の動向
*第1位:家電小売大手ベストバイ(BBY)
株価は昨年、複数年にわたる改装がピークを迎えたとの懸念から20%下落したが、2012年にヒューバート・ジョリーCEOが就任してからの上昇率は200%を超える。家電リサイクル、企業平等指数、気候変動などの分野で高評価。
*第2位:ネットワーク機器大手シスコシステムズ(CSCO)
2018年は全ての四半期決算で予想を上回り、株価が17%上昇した。データセキュリティー、プライバシー管理で評価。温室効果ガス削減計画や寄付活動も。
*第3位:分析機器大手アジレント・テクノロジーズ(A)
電力消費、カーボンフットプリント削減や産休制度、女性取締役。
*第4位:コンピューター機器大手HPインク(HPQ)
強固なコーポレートガバナンス、徹底したリサイクルプログラム、工場労働者のスキル開発、健康改善へのコミットメント。
*第5位:半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TXN)
水の消費量削減、リサイクル。
*第6位:金融事業会社ボヤ・ファイナンシャル(VOYA)、第7位:家庭用品メーカークロロックス(CLX)、第8位:資材メーカーWWグレンジャー(GWW)、第9位:通信機器メーカーモトローラ・ソリューションズ(MSI)、第10位:人材派遣会社マンパワーグループ(MAN)
*マイクロソフト(MSFT)は、差別とハラスメントに関する訴訟により、トップ10から43位に順位を下げた。
2019年2月11日号『バロンズ拾い読み』より
1. The 100 Most Sustainable U.S. Companies ランキング結果発表 【サステナビリティ】
サステナビリティに基づく上位100銘柄