■ 変身を果たしたアドビシステムズ
*先月マイクロソフト(MSFT)は時価総額でアップル(AAPL)を抜いて世界第1位。このことは、サブスクリプション(定額制)は従来の販売方式よりも価値が高いと認められたことを意味する。
*サブスクリプションは、ソフトウエア、音楽、映画、テレビ番組、フィットネス、衣服や食品などの消費の仕方を変えた。サブスクリプションは消費者と企業の利害が珍しく一致する。企業は収入の見通しが明確になる一方、消費者は1種類の料金を支払うだけでカスタマイズされたサービスを使用でき、継続的にアップグレードを受けられる。

事例企業
*文書・画像処理ソフト大手のアドビシステムズ(ADBE):従来型の企業がサブスクリプションで変身する方法を示した。同社はフォトショップなどのデザインソフトを2500ドルでパッケージ販売。これを2013年に廃止し月額10~50ドルのサブスクリプションを導入。
2012年の1株当たり利益(EPS)は2.35ドルだったが今年は6.82ドルに。来年は7.98ドル見込み。2011年にサブスクリプション戦略を発表して以来、株価は793%上昇。来年度予想PERは2012年の12倍から31倍に。

■ ソフトウエア業界以外にも拡大
*ソフトウエア業界では、設計ソフト大手のオートデスク(ADSK)会計ソフト大手のインテュイット(INTU)もサブスクリプションで事業を変革。2004年以降にサブスクリプションに移行した12社(現在移行中の企業を含む)の株価は、移行期間中に平均で188%上昇(同期間のS&P500指数は45%上昇)。

 

2018年12月10日号『バロンズ拾い読み』より
1. How Subscriptions Are Remaking Corporate America 変革 【サブスクリプション】
サブスクリプションが米国企業を変える