*電子商取引(EC)の世界は、アマゾン・ドット・コム(AMZN)の独占の流れを押し戻そうとしている。規模の小さい小売業者がアマゾンまたはイーベイ(EBAY)に頼らずともオンラインショッピングで成功を収めているのは、クラウドベースのソフトウエア企業であるショッピファイ(SHOP)のプラットフォーム、サービス、ツールのおかげ。

*ショッピファイの事業機会は大きい。調査会社イーマーケターの予測によると、中国以外の世界のオンライン売上高(2018年は1兆4000億ドル)は2022年まで年率12%で成長する見込み。中国を除いた世界の小売市場に占める電子商取引の割合はまだ8%にすぎない。

*クラウド・コンピューティングを使って信頼性を高め、初期費用を引き下げ、拡張性を高めた。顧客の小売業者は82万社に上り、月額利用料と取引手数料を組み合わせて収益を上げている。収益は過去5年間で年率80%のペースで増加、2015年5月の上場以来、株価は1100%上昇。

*今後12カ月予想株価収益率(PER)は500倍に近く、バリュエーションは割安ではないが同社は目先の利益のために最適化しようとしているのではない。同社は自社のサービスの到達可能な市場規模を年間売上高ベースで700億ドルと推定している。アナリスト「グロース株投資家としてみれば、ゲームが終わるのは2020年でも2021年でもない。ショッピファイがどれだけ大きくなるのかが分かるのは5年後、10年後、あるいは20年後のことだ」

 

2019年7月8日号『バロンズ拾い読み』より
8. Just Look at the Stunning Growth of Shopify ショッピファイ【ハイテク】
年率80%で成長を続けるECサイト構築サービス企業