■ バロンズ・ラウンドテーブル
*1月7日開催された毎年恒例の世界トップクラスの投資家10人によるラウンドテーブル。

■ ジェフリー・ガンドラック氏発言要旨(所属:ダブルライン・キャピタルのCEO兼CIO)
*財政赤字・債務
第2四半期と第3四半期のGDP成長率は加速したが、それは債務のおかげ。2018年度に連邦債務は1兆2700億ドル増加。財政赤字は約8000億ドルで、その差は社会保障債務、軍事行動の費用、災害対策費用。

米国の名目GDPは20兆6600億ドルで、1兆3000億ドルの債務はGDP比6%。

財政赤字拡大の問題解決には債務を貨幣化(マネタイズ)する、すなわちデフォルトしかない。

*GDP
2019年の米国のGDP成長率:実質成長率は0.5%

*金融政策
最終的には緩和的に。QTの反転には株式市場が高値から30%は下落しなければ。

*相場想定
(銘柄の動きをみれば)弱気相場。株式市場はさらに低下すると予想している。2018年の逆で、前半に低下し、後半に上昇する可能性がある。

*債券
社債市場が最大のリスク。多くのジャンク債は財務制限条項なしで発行。投資適格債の45%はジャンク債に格付けに。格付けがBBBの社債の約60%がジャンク債に格付けされると示唆。その額面総額は約1兆ドル、ジャンク債市場の約1.5倍に相当。

FRBは、月間500億ドルの量的引き締め(QT)、すなわちバランスシート縮小実施。現在の景気サイクルにおけるFRBの利上げは9回で、さらに量的引き締めが約2回の利上げに相当。

企業債務:昨年約500億ドルの投資適格社債とジャンク債が満期になったが、今年は合計で7000億ドルが満期を迎える。

*商品・グローバル投資
ドル安になるので金価格は上昇。
新興国市場:ドル安に向かうので上昇。

 

(ジェフリー・ガンドラック氏)

 

2019年1月14日号『バロンズ拾い読み』より
1. Barron’s 2019 Investment Roundtable 全般の見通し 【ラウンドテーブル】
投資のプロによる2019年市場見通し