■ ライブ・エンターテインメント、CATV、旅行に重点を置く
*マローンとウォーレン・バフェットの違い:バフェットがあらゆる企業をバークシャー・ハサウェイ(BRK.A)1社の下に集約。マローンは専業企業の設立を好む。バフェット氏は負債を嫌うがマローンは意に介さない。「事業には、低コストの資金で合理的にレバレッジを掛けている。投資家のために自己資本利益率(ROE)を高めることができる」。

*投資先はライブ・エンターテインメント、CATV、旅行の各業界に集中。マローンは1970年代のCATV業界の起業家の一人で、テレコミュニケーションズを巨大企業に成長させた後、1999年に318億ドルで通信大手AT&T(T)に売却。2013年、リバティ傘下の企業がチャーター・コミュニケーションズの持ち分を取得したことで、同氏はCATV業界に復帰。
*コンテンツ:スポーツ番組を好みF1の見通しが明るい。F1は欧州と中南米で人気、米国でもファン層の獲得を目指す。マローン「従来のテレビ番組や映画はあらゆるコンテンツと競争。しかしライブスポーツの競争相手は同じライブスポーツだけ」。

■ 機動的な買収、有能な経営者の発見が強み
*リバティ・メディアは2017年初め複雑な取引によって80億ドルでF1を買収。リバティ・メディア傘下のシリウスXMは今年9月、音楽ストリーミング会社のパンドラ・メディア(P)を35億ドル相当の株式で買収合意。
*マローン「株主や会社自身のために、長期的な富の創出について考える積極的なCEOを採用したい」。

2018年11月12日号『バロンズ拾い読み』より
1. Inside John Malone’s World ジョン・マローン氏の王国の内側 【リバティ・グループ】
企業構造は複雑だが、トラッキングストックが割安