アップル(AAPL)が近く立ち上げるApple TV+(アップルテレビ・プラス)への投資拡大の報道を受けネットフリックス(NFLX)の株価が3%下落など、ストリーミングテレビを巡る戦いは激しさを増す一方。その他ウォルト・ディズニー(DIS)コムキャスト(CMCSA)といった巨大企業による戦いが幕を開ける中、ストリーミングテレビ銘柄の最善の投資先が新興企業ロク(ROKU)であることが明らかになってきた。

*消費者は、同社が販売するハードウエア(端末)をテレビに接続し、希望のコンテンツに対応したアプリをダウンロードすると、インターネット経由で流されるコンテンツを視聴できる。ロクの株価は、目覚ましい四半期決算が続いたことを受け、年初来で350%上昇と急騰。調査会社イーマーケターによると、米国のインターネットテレビ端末市場におけるロクのシェアは44%で、アマゾン・ドット・コム(AMZN)のFire TV(ファイヤーテレビ)の33%、アルファベット(GOOGL)傘下グーグルのChromecast(クロームキャスト)の16%、Apple TVの13%を上回っている。

*ロクの成功の主な要因は、広告スポンサー付きの無料オンデマンドコンテンツ。成長に投資しており、損益は赤字であるため伝統的な業績指標で企業価値を測るのは難しい。2020年度予想株価売上高倍率は約11倍で、5倍のネットフリックスより割高。投資家は、高い成長率と市場での主導的地位を維持する限り、目先的な黒字化について大目に見るだろう。

 

2019年8月26日号『バロンズ拾い読み』より
6. Roku Is Rising Above the Streaming Fray ストリーミングテレビの覇者 【ハイテク】
今後の急成長が見込まれるロク、無料の広告付きコンテンツを軸に好循環を形成

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