*音楽配信サービス大手スポティファイ・テクノロジー(SPOT)は、アーティストの批判を受け、レコード会社から告訴され、アップル(AAPL)にはフリーライダー(ただ乗り)と呼ばれている。しかし、ウォール街の強気派は、同社が音楽・音声関連業界全体を支配するという未来を予想。

*スポティファイは現在、ポッドキャストに多額を投資。ポッドキャストの米国での売上高は2017年から2020年の間に2倍の約6億5900万ドルになると予想されている。

*時価総額は世界のレコード音楽業界の年間売上高を超え、250億ドルに上る。初値165.90ドルで上場してから1年経った。株価は乱高下しており、高値は198.99ドル、底値は103.29ドル(直近終値は約140ドル)。

*2月、2019年通期の予想粗利益率について、2018年第4四半期の26.7%から22~25%に低下すると発表。アナリストによる2019年通期損失予想は1株当たり1.48ドルに倍増。

*米国におけるスポティファイとアップルのシェアは同等とみられるが、中国市場はスポティファイが少数持ち分を有するテンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(TME)が独占、中国以外ではスポティファイが市場を明確にリード。クレディ・スイスによれば、各社のシェアはスポティファイが31%、アップルが17%、アマゾン・ドット・コム(AMZN)が12%。

*ソニー・ミュージックは昨年、スポティファイの持ち分の半分を売却した。ワーナーミュージックは持ち分を全て売却。3大レーベルの中で最大のユニバーサルは持ち分売却を発表していない。だが親会社ビベンディ(VIV.フランス)によるユニバーサルの持ち分が売却予定で、業界のプレーヤーが変わる可能性を示している。レコード会社が分割されたり、ハイテク企業がコンテンツを買収したりする場合、スポティファイは有利な立場に。

2019年4月22日号『バロンズ拾い読み』より
1. Spotify’s Stock Is Risky スポティファイへの投資はリスクが高い【スポティファイ】
スポティファイにとって音楽業界の変化の速度はまだ十分ではない