■ 「正当な理由」
*セクハラで辞任に追い込まれたメディア大手CBS(CBS)のレスリー・ムーンベス前最高経営責任者(CEO)は解雇扱いとなり退職金(当初1憶2000万ドルの可能性)は支払われないことに。

*これまでセクハラ訴訟では、加害者が解雇を逃れて手にする退職金が、被害者の受け取る和解金より多いという不条理を生んできた。
フォックスニュースの元名物司会者ビル・オライリー氏(約2500万ドルの退職金受け取り)、グーグルのアンドロイドOSの開発者アンディ・ルービン氏(同9000万ドル)の例など。巨額の退職金が支払われなかった今回のケースが、スポーツ産業、娯楽産業に今後波及するかも。

■ 抑止力に期待
*ムーンベス氏の例により、企業がセクハラ加害者を退職金なしで解雇する道が開けた。長期的には悪行が減り、和解金の支払いも減って会社にも恩恵が及ぶはず。

 

2018年12月24日号『バロンズ拾い読み』より
5. How Zero Severance Could Be a Turning Point セクハラ訴訟の転換点【企業統治】
レスリー・ムーンベス氏への退職金不払いは先例となるか