*米国を代表するファイナンシャル・アドバイザー19人に、上場投資信託(ETF)を使う理由などについて尋ねた。「ETFは戦略ではなくツールである」というのが統一見解。

本誌:ETFを使う理由は?
A:制御が利くから。手数料も税金もリスク水準も制御できる。

Q:単純に個別銘柄投資よりインデックス投資を好んでいるわけではないと?
A:ETFは戦略でなく、ツールにすぎないというのが私の意見。顧客にとっては結果が全て。そしてETFは決して万能薬ではない。新興国市場やアメリカの小型株への投資なら、今なおアクティブ運用の担う役割は大きいと思う。

A:ETFをポートフォリオの構成要素として使うこともあれば、投資の補完に使うこともある。ある銘柄が20%以上値を下げればマネジャーに売却を指示し、一方でそれに近いETFを購入して31日間保有。保有期間満了後にその銘柄をまだ選好しているなら、買い戻す。そうすることで顧客の税金を減らしつつ、エクスポージャーを保てる。

Q:ETFを使うそれ以外の戦略的理由は?

A:一定の基準を超えるとほんの少し売り、その売却金で多種のETFを購入する数理モデルを採用。種類は自動車や結婚関連などのライフスタイルETFから、相場下落を見越した弱気型ETFまで。

A:われわれは顧客の目的に合わせてポートフォリオを組んでおり、ベンチマークを上回ることは必ずしも目標ではない。パフォーマンス、つまりベンチマークとの対比が大事なのか、結果、つまり目標達成が大事なのか、必ず聞くようにしている。

A:最近、巨額の投資資産を持つ見込み客が、こんなことを言っていた。「株は大好きだが株を持つのは嫌だ」。つまり純粋、単純、安価、透明なETFに関心があるということ。顧客に提供するものがETF満載のポートフォリオであることは、もはやハンデではない。

 

2019年5月6日号『バロンズ拾い読み』より
6. 19 Top Advisors Reveal Their Best ETF Strategies トップ19人の活用術【ETF②】
ETFの用途や位置付けをトップアドバイザーらが議論