■ ポートフォリオ作成に定量・定性両面からのアプローチ
*運用資産8億1100万ドルのヌビーン・ラージ・キャップ・コア・ファンド(NLACX)。運用者のドール氏は2019年の見通しについて慎重ながらも楽観的な姿勢。「このまま一直線に下落するとは考えていない。それには経済状況も企業収益も好調すぎる」。
*ファンドに厳しい投資条件。例えばドール氏のスタンスが弱気でも、必ず(大型株ベンチマークの)ラッセル1000指数構成銘柄を保有。約100銘柄から成るポートフォリオを定性的および定量的に分析。これはクオンタメンタルと呼ばれ注目を集める手法。
*ルール:個別銘柄はラッセル1000指数と比較して1%ポイント以上のオーバーウエート、2%ポイントを超えるアンダーウエートはできない。実際のところは、同指数でウエートが2%を超える銘柄はアップル(AAPL)マイクロソフト(MSFT)アマゾン・ドット・コム(AMZN)、グーグルの親会社のアルファベット(GOOGL)の4銘柄のみなので、かなりアクティブな運用を行う余地あり。

■ 小売とエネルギー銘柄に注目
*一般消費財・サービスがドール氏のポートフォリオの19%(11月30日時点)。国内経済に敏感に反応する実店舗型小売業を特に選好。小売大手のターゲット(TGT) と家電販売大手のベストバイ(BBY)に注目。
*エネルギー関連銘柄がポートフォリオの12.8%。マラソン・ペトロリアム(MPC)といった石油精製業者に注目。原油価格下落でここ3カ月で株価は30%以上下落。ドール氏「売った方が良いのではないかという誘惑はあるが、ファンダメンタルズ研究の結果、売らずにポジションを増やすことに。定量モデルとファンダメンタルズ・リサーチによる長期的な成功を確信している」。