*ハイテク株は、公益や生活必需品セクターなどのように、伝統的に配当目的の有望な投資先ではない。しかし、マイクロソフト(MSFT)やネットワーク機器大手のシスコシステムズ(CSCO)といった企業の事業サイクルが成熟するにつれ、余剰キャッシュが生まれていることから、配当にも注目が集まろう。公益や生活必需品セクターのバリュエーションが割高になっていることから、ハイテクセクターが配当重視の投資家のポートフォリオに占める割合が大きくなり得る。
*マイクロソフトとアップル(AAPL)は、配当利回りは高くないが、キャッシュが潤沢で増配を続けている。シスコシステムズも。
*IBM(IBM)の利回りは4.3%と最も高いが、同社株価の低迷による。5年間のリターンはマイナス1.4%。
伝統的なハイテク銘柄の中でもバリュエーションは最も割安な水準、2019年予想EPSに基づくPERは11倍を下回る。
2019年7月29日号『バロンズ拾い読み』より
7. Tech Stocks That Yield Steady Payouts ハイテク企業の配当に注目【インカム投資】
安定して配当を出すマイクロソフト他ハイテク株8銘柄