*ここ10年を見ると割高なモメンタム株は一層高くなり、バリュー株はどんどん安くなっていった。ところが、JPモルガンによると、先週月曜日から水曜日までの3日間は、モメンタム株が10%下落したのに対し、バリュー株は7%の上昇となり、過去30年間で最も激しい値動きを見せた3日間だった。

*本誌先週号の記事で割高なモメンタム株として取り上げた、債券の電子取引プラットフォームを運営するマーケットアクセス・ホールディングス(MKTX)は、先週、S&P500指数構成銘柄の中で最大となる19%の下落を記録した。それに対し、老舗アパレルメーカーのヘインズブランズ(HBI)は13%、高級オートバイメーカーのハーレーダビッドソン(HOG)は10%、それぞれ上昇した。

*JPモルガンの航空会社担当アナリストは、自身が「ダウン30イン30」と呼ぶシンプルな投資手法を駆使している。この手法は、株価が30日間で30%以上下落したら必ず購入し180日間保有するというもので、これまでにユナイテッド航空の親会社であるユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(UAL)などで驚くべき成果を上げている。

問題は、バリュー株の好調がこれからも続くのかどうか。最近の動きは過去5カ月間のモメンタム株のアウトパフォームを巻き戻しているもので、「行き過ぎた動きがあれば、それ以上にリバランスしなければならない」とJPモルガンは指摘。

 

2019年9月16日号『バロンズ拾い読み』より
9. Value Finally Replaces Growth バリュー株がモメンタム株のお株を奪う【株式市場展望】
バリュー株は輝きを維持できるか 新たなフリーミアムを展開するアップル