*貿易交渉、金利、景気後退を巡る懸念がファンダメンタルズを支配しているとみられる中、ビデオゲーム業界では商品性が株価を左右。今年1月の記事で任天堂(7974)を取り上げ、価値の高いゲームタイトル、割安なバリュエーションを挙げて楽観的な見方を示した。それ以降、同社の株価は36%上昇。また、テイクツー・インタラクティブ・ソフトウェア(TTWO)推奨後株価は24%上昇した。

*そして現在、魅力が増しているゲーム銘柄がアクティビジョン・ブリザード(ATVI)。15年前に最初にバージョンリリースした人気オンライン・ロールプレイングゲーム、ワールド・オブ・ウォークラフトの最新版(ワールド・オブ・ウォークラフト・クラシック)をリリースした。同ゲームのビジネスモデルの収益性は非常に高い。サブスクリブションの料金は月額15ドルで、新バージョンの投入で新規加入者数が数四半期で数百万人増えた場合、大幅な増収が見込まれる。

*同社にとって最も重要なタイトルである「コール・オブ・デューティ」の新バージョンが今年10月に発売される予定。また、ルートボックス(戦利品箱、ゲームを有利に進めるためのアイテムをプレーヤーに有料で提供する課金システムの一種で、ゲーム業界の重要な収入源)に対する懸念(ギャンブル的な要素がある)に対処してきた。

*アクティビジョンの株価はこの1週間で7%上昇したが、上値余地は大きい。現在の株価は2018年秋の最高値からは40%近く下落しており、12カ月予想株価収益率(PER)は20倍と妥当な水準。

 

2019年9月2日号『バロンズ拾い読み』より
6. Activision Blizzard Gets Back in the Game ビデオゲーム銘柄【ハイテク】
新タイトルの評価が高いアクティビジョンに注目、上値余地は11%

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