*植物由来の代替肉メーカーであるビヨンド・ミート(BYND)は、今年最も好調な新規株式公開(IPO)銘柄の一つ。5月初めのIPOで、現在の株価は公募価格の25ドルから310%、初値の46ドルから125%上昇している。

*2018年の売り上げは前年度比170%増の8790万ドルで、さらに今年は同140%増の2億900万ドル、2020年には同60%増の3億3500万ドルになると予想されているが、成長予想が株価に間違いなく過剰に織り込まれているのが問題。ビヨンド・ミートの株価は102ドルで、2019年の1株当たり予想売上高の27倍。通常、食品加工銘柄の株価は1株当たり予想売上高の2倍程度が多く、企業買収の場合でも5倍以上になることはない。超割高なソフトウエア銘柄ですら7倍程度。代替肉市場が急速に拡大し、ビヨンド・ミートが競合他社をしのぐ勢いであっても、現在のバリュエーションに見合う成長を維持できるという確証はない。

*食品大手のネスレ(NESN.スイス)タイソン・フーズ(TSN)も、代替肉製品を近々市場に投入しようと計画中。ネスレは米国および欧州でベジタリアン、ビーガン向け食品を販売しており、ドイツでは同社の代替肉バーガーがマクドナルドの店舗で販売されている。

 

2019年6月3日号『バロンズ拾い読み』より
3. Beyond Meat Stock Could Burn Shareholders ビヨンド・ミート【食品銘柄】
競争が激化する中、割高なバリュエーションに見合う成長を維持できるか