*人気の掲示板ウェブサイトの運営企業ピンタレスト(ティッカーはPINSの予定)の新規株式公開(IPO)では、公募価格は低く設定されるようだ。ウォール街では、ピンタレストのIPOに対する需要が高く、資金調達額は12億ドル以上、公募価格は想定されている1株当たり15~17ドルのレンジを上回る可能性があるといううわさが流れた。完全希薄化後の約6万5500万株を基に公募想定価格のレンジの中間で計算すると、ピンタレストの時価総額は約105億ドルになる。

リフト(LYFT)は1株当たりの公募価格を仮条件を上回る72ドルとしたが、その後、巨額の損失が注目され、ライバル企業ウーバーのIPOが控える中、株価は59.9ドルに下落した。一方、ウーバーの目標評価額である1000億ドルはやや高過ぎる可能性が。公募価格を低く抑えたことはピンタレストにとって吉と出るかも。

*アトランティック・エクイティズのアナリストであるジェイムス・コードウェル氏は、投資評価をオーバーウエート、目標株価を23ドルとしてピンタレストのカバレッジを開始した。ユーザーの購買意欲が高まっていることから、収益化の大幅な上振れ余地」が見込まれるとし、売上高の2018~2022年の年平均成長率を32%とみている。

アルファベット(GOOGL)のグーグルとフェイスブックが席巻する市場で、ピンタレストはオンライン広告主の重要な手段となれるだろうか。投資家はピンタレストにイェルプ(YELP)のような三番手ではなく、ツイッターやスナップのような「二番手」のプラットフォームになることを期待するだろうが、コールドウェル氏はその可能性は低いとみる。

 

2019年4月15日号『バロンズ拾い読み』より
3. Pinterest Is Going Public. Here’s What You Need to Know ピンタレスト上場【IPO】
IPO市場の魅力回復となるか