*業界全体で上場投資信託(ETF)の売買手数料がゼロになりつつある今、ファンド業界は自社商品の差別化を図る新たな道を模索することを迫られている。皆が経費率ゼロという同じ土俵に上がれば、売買手数料が無料のETFは、ただのETFになってしまう。

*ETF運用の最大手であるブラックロック(BLK)は,売買手数料無料化の流れを好意的に受け止めている。しかし投資家の反応は懐疑的。同社の株価は、10月初めに証券ブローカー大手のチャールズ・シュワブ(SCHW)が株のオンライン取引の売買手数料を廃止して以降、5.7%下げている。ステート・ストリート(STT)インベスコ(IVZ)の株価もそれぞれ4%と9.4%下落。シュワブの株は14%近く下落、TDアメリトレード・ホールディング(AMTD)に至っては26%下落。

*今週、投資の「無料化」に対しある程度の回答が示される予定。ブラックロックとステート・ストリートが第3四半期の決算を発表する。市場予想では、それぞれ7%と25%の減益と見込まれている。

 

2019年10月14日号『バロンズ拾い読み』より
10. Preview 今週の予定【経済関連スケジュール】
ブローカー戦争の犠牲者広がる