■ トッド・アールステン(ポートフォリオマネジャー、パルナッソス・インベストメンツ)
本誌:今後の見通しは?
A:株価は、われわれ全ての予想を超えた。FRBの金融政策に対するハト派的スタンスや米中通商協議合意に向けた期待が、悪いセンチメントを凌駕(りょうが)した。市場は、FRBが下半期に利下げに積極的になると予想しているが、それは株価に織り込み済み。今後しばらくは株価が横ばいで推移する可能性がある。

Q:1月のラウンドテーブルで選んだ銘柄の最新状況は?
A:1月の全ての推奨銘柄を引き続き保有している。EDAツールのケイデンス・デザイン・システムズ(CDNS)シノプシス(SNPS)の株価は年初来で大きく上昇している。両社のソフトウエアおよびハードウエアの需要は加速、両社共に第1四半期の業績は予想を上回った。

Q:追加の推奨銘柄は?
A:建設や農業分野のハードウエアとソフトウエア企業であるトリンブル(TRMB)の時価総額は110億ドルだ。同社のテクノロジーを使えば、例えば農家が水や農薬を節約でき、ESG(環境、社会、ガバナンス)の要素もある。

もう1社は、画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディア(NVDA)。株価は昨年の高値から、暗号通貨の行き詰まり、ゲーム関連の在庫増加、製品移行などによって大きく下がっている。最良の日はこれからで、同社が開発したアーキテクチャーのCUDA(クーダ)に基づいて、約100万人の人々がGPUを開発している。同社はアナリスト説明会で、医療用画像プラットフォームであるクララについて言及しており、長期的なけん引役になる可能性がある。

 

2019年7月15日号『バロンズ拾い読み』より
1. Where to Find Value Now ミッドイヤー・ラウンドテーブル【今後の市場見通し】
9人の投資プロフェッショナルによる今後の見通し