■ メリル・ウィトマー氏(イーグル・キャピタル・パートナーズ ゼネラル・パートナー)
Q:年央の市場をどう見る?
A:バリュエーションがおかしい。上場したての銘柄がバブルになったり、重工業セクターの企業のバリュエーションが下がり過ぎたりしている。中国に何が起こっているのか教えてくれたら、株式市場の予想もできるというところか。2020年の大統領選挙で、現在の民主党候補の誰かが当選したら市場にはネガティブだと思う。下値が限定されるような銘柄を探している。

Q:最近魅力的な銘柄は?
A:3銘柄。まず新しく投資した大型株で、金融のモルガン・スタンレー(MS)。株価は43ドルで、第1四半期末時点の純資産額に基づくPBRは1倍、昨年のEPSは4.73ドルだが、減税の恩恵の調整後で4.60ドル。PBRとPERの両面で株価は下支えがある。投資銀行業務の税引前利益への寄与率は約55%で、ウエルスマネジメントは約40%だ。ウエルスマネジメント事業の顧客は忠誠度が高く、経常的な収入をもたらし、長期的な成長見通しがあるが、過小評価されている。
次に、スイスを本拠とするセメント会社、ラファージュホルシム(LHN.スイス)。グローバルな垂直統合型企業で、骨材やセメントなどの建材を販売。アジア、欧州、北米が利益の4分の1ずつを占め、残りは南米、中東、アフリカから。三番目はウォルト・ディズニー(DIS)による21世紀フォックスの資産買収の際に分離されたフォックス(FOX、FOXA)。フォックスニュースやフォックスビジネスニュースで知られるケーブルテレビ放送局の他、フォックステレビやテレビネットワークを運営している。

Q:毎週土曜日に番組を見ているか?
A:いいえ。しかし、録画はしている。映像ストリーミングサービスを提供するロク(ROKU)の7%を保有し、ロサンゼルスの貴重なスタジオも保有し、ディズニーにリースしている。これらの資産と保有現金は1株当たり6~9ドルの価値を付加する。2~3年のうちに株価は45~50ドルになるとわれわれは考えている。強いキャッシュフロー創出力が下値を限定する。

2019年7月15日号『バロンズ拾い読み』より
1. Where to Find Value Now ミッドイヤー・ラウンドテーブル 【今後の市場見通し】
9人の投資プロフェッショナルによる今後の見通し