*ベイリー・ギフォードのグローバル・エクイティ部門の責任者、ジェームズ・アンダーソン氏は、ロンドンで上場する105億ドル規模のクローズドエンド型ファンド、スコティッシュ・モーゲージ・インベストメント・トラスト(SMT.英国)を同僚のと共同で運用。同ファンドの3月31日時点での上位保有銘柄はアマゾン・ドット・コム(AMZN)イルミナ(ILMN)アリババ・グループ・ホールディング(阿里巴巴集団、BABA)テンセント・ホールディングス(騰訊控股、700.香港)などで、過去10年間のリターンは700%を超える。バンガード・インターナショナル・グロース・ファンド(VWIGX)も運用。

本誌:グロース銘柄を情熱的に追うに至った経緯は?
アンダーソン氏:ベイリー・ギフォードは15年前に短期的利益を追うのをやめ、真の長期投資家になった。

Q:投資要件を満たす「エクスポネンシャル(指数関数的に成長する)な技術」とは?
A:半導体大手インテル(INTC)の設立者の一人、ゴードン・ムーア氏のいわゆる「ムーアの法則」(半導体の集積密度は18~24カ月で倍増するという法則)が過去25年間テクノロジーの世界で有効だった

Q:ムーアの法則以外に重要な概念が見えつつある?
A:ゲノムと遺伝子について研究するゲノミクスの進化。DNAシークエンシング技術の価格低下は、半導体の価格低下よりはるかにペースが速い。

*その他の話題:テスラ(TSLA)を支持(株価は8~9カ月前に比べて大幅に下落。不満もあるが、テスラは競合他社に対して6~7年先を進んでいる)、アマゾンと中国企業の強さの秘密、報酬の高成長企業(スポティファイ・テクノロジー(SPOT)デリバリー・ヒーロー(DHER.ドイツ)ケリング(KER.フランス)フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCAU)から2016年にスピンアウトされたフェラーリ(RACE))。

 

2019年5月13日号『バロンズ拾い読み』より
4. Moore’s Law Was Just the Beginning ムーアの法則は始点にすぎない 【インタビュー】
グロース投資家は、並外れた成長を遂げる企業を追う