■ 先週のゴールドマンのハイテク投資調査とマイクロンの低調な業績見通しは需要の軟化を示唆
*ゴールドマン・サックスのハイテク投資調査報告書「企業の投資意欲は大幅に軟化している」
半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(MU)、2019年度第2四半期(12-2月期)の利益見通しはコンセンサス予想を30%近く下回る、需要の弱さに言及。
アナリスト「需要の弱さは数四半期にわたって継続。2019年下半期の回復を期待しているが、あくまでも期待」

■ 世界経済への悲観的な見方が強まっている
*半導体の下降局面はまだ初期段階にある。同セクターの広範な弱さは、世界の経済成長率が減速していることへの明確な警告。

■ 回復時期を見極めるには製品価格動向を注視する
今後数四半期続く可能性のある足元のハイテク下降局面では、製品価格に注目し、最終的に好転するタイミングを見極めるべき。リアルタイムの需要がわかる。実際、エヌビディア(NVDA)マイクロンなどの製品価格は、業績見通しの悪化に先行して急落していた。ハイテク銘柄への投資を再開する前に、製品価格の回復を待つのが賢明だろう。

 

2018年12月24日号『バロンズ拾い読み』より
8. Why the Worst May Not Be Over for Tech Stocks 下降局面の行方【ハイテク】
需要の軟化は数四半期継続する見込み、回復時期の見極めが重要に