■ アップル(AAPL):まだ投資すべきではない
*11月初めの決算発表で、10-12月期の売上高ガイダンスが予想を下回った。11月半ばには複数の部品サプライヤーが業績予想を下方修正し、iPhone需要の減速を示唆。19日にWSJが、アップルが3種類の新型iPhone全ての生産注文を削減と報じた。
*株価下落が続く可能性。悪材料が織り込まれるまで待つ。iPhone販売台数のアナリスト予想は依然として高く下方修正は1月下旬か2月上旬の決算発表前。
*プラス面:バランスシートは1230億ドルのネットキャッシュ、優れたブランドと忠誠度の高い顧客基盤は健在。
*iPhone 6sと6s Plusの販売台数が市場予想を下回ったとき、株価は2015年のピークから2016年にかけて32%下落。今回も同様に下落した場合、底値は165ドル。金曜終値は172.29ドル。

■ フェイスブック(FB):バリュエーションが割安
*株価は7月下旬に過去最高値の218ドル。7月25日、投資額を増やすため、数年間にわたって営業利益率が第2四半期の44%から「30%台半ば」に低下すると発表。それ以降、株価は約40%下落。
*バリュエーションが魅力的。「規制が重石。しかし、ワッツアップやインスタグラムの資産は価値があり、今後、収益化される見込みだ」とアナリスト。

■ ネットフリックス(NFLX):見通しは非常に不透明
*第3四半期の売上高は、前四半期の前年同期比40%増から同34%増に減速。2019年予想株価収益率(PER)が63倍と、バリュエーションが極めて高いネットフリックスにとって、モメンタムの低下は問題。
*2019年後半には、ウォルト・ディズニー(DIS)の参入でストリーミング業界は競争激化。バリュエーションが高く、金利が上昇する中でバランスシートの負債額も多いため手を出すべきではない。

■ アマゾン(AMZN):成長が減速
*割高なバリュエーションと成長率の低下が懸念。株価は9月4日にピーク、決算発表翌日の10月26日に8%と大幅に下落。第4四半期の売上高ガイダンスは665億~725億ドルで、こちらもコンセンサス予想の738億ドルに届かず。ガイダンスの中央値の売上高の伸びは前年同期比15%で、第3四半期の29%、第2四半期の39%から低下。
*中核のEコマース事業の成長が減速。消費者への直接販売「オンラインストア」売上高の伸びは、前年同期の22%から第3四半期は11%に低下。2019年予想PERは56倍と高く、成長回復までは警戒。

■ アルファベット(GOOG):最も魅力的
*10月下旬の第3四半期決算発表でも、EPSは13.06ドルとコンセンサス予想の10.41ドルを上回り、売上高は前年同期比21%増。
*グーグルは長年にわたり堅調に成長しているが、「広告費でみた市場シェアが小さく、今後5~10年で大幅なシェア上昇が見込まれる」。目標株価は1400ドル。
*市場全体とアルファベットのバリュエーション格差が縮小。S&P500指数の予想利益に基づくPERは15.2倍。アルファベットは18.8倍。
*最も成長余地が大きいのは子会社のウェイモで自動運転技術におけるリーダー。2050年までに自動運転タクシーの市場規模は3兆8000億ドルに。ウェイモの企業価値は1000億ドル以上だが現在の株価には反映されていない。
*アルファベットはFAANGの中でも飛び抜けており、ホームランを狙える銘柄。

2018年11月26日号『バロンズ拾い読み』より
1. The FAANG Stocks: A Case-by-Case Analysis 個別銘柄の分析 【FAANG銘柄】
アルファベットが最も魅力的