■ ラウンドテーブル 個別銘柄/投資対象
今週は、ラウンドテーブルの第2回として、各人の推奨銘柄・投資対象を紹介する。
■ ルパール・バンサリ氏(アリエル・インベストメンツのCIO)推奨銘柄
私は逆張り派で、内在価値に基づく投資を行っている。流行を追うのではなくポートフォリオのパフォーマンスを重視し、良質な投資対象を格安の時に買い入れる。もともと低劣なものを在庫一掃セールで買ったりはしない。私が選別した銘柄は、上昇余地があるだけでなく、下振れ余地も限定的であることを望んでいる。成長は必要だが、収入も必要だ。このような基準に合致した銘柄を紹介する。
チャイナ・モバイル(中国移動通信、CHL):
チャイナ・モバイルは4Gネットワークへの多大な投資を行い、今はその投資からの収穫を最大化しようとしている。
ミシュラン(ML.フランス):投資先としてあまり考慮されない国のタイヤメーカー
ギリアド・サイエンシズ(GILD):ヘルスケアセクターが疎まれているため、ギリアドのPERはわずか10倍、予想PERは9倍
ロシュ・ホールディング(ROG.スイス):スイスの大手製薬会社で、世界で最も急増中の疾患であるがんの最高の治療薬のメーカー
テレフォニカ・ドイチュラント・ホールディング(O2D.ドイツ):ドイツ第3位の携帯電話サービス会社で、非常に嫌われているため配当利回りは8%もある。
2019年1月21日号『バロンズ拾い読み』より
1. 10 Stockpickers 個別銘柄・投資対象【ラウンドテーブル】
10人の投資専門家による推奨銘柄・投資対象