■ 見通しは低調だが、年内の利益リセッションは見込まれない
*先週アップル(AAPL)、フェイスブック(FB)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)などが決算発表。スリーエム(MMM)の2018年通期決算では、1株当たり利益(EPS)は前年比12%増だったが、だが、2019年については成長率が1桁台前半に落ち込むと予想。
*S&P500指数構成企業の2019年通期利益について、コンセンサス予想は昨年9月末の時点で前年比10%増だった。直近のコンセンサス予想はわずか6%弱の増加(2018年実績は21%増)。2019年第1四半期の予想は加重平均が若干のマイナスで、中央値が約4%。
■ 好調が見込まれる5銘柄
*景気の減速を懸念する投資家は、成長と景気の相関が高過ぎない銘柄を選好。従来は食品、医薬品、電力など。しかし、食品消費の中心は加工品から生鮮品へと移行し、製薬会社は薬価引き下げの圧力に直面しており、電力需要は以前ほど伸びていない。従って、長期的な成長銘柄を物色する方が良い。以下の5銘柄に注目。
①医療機器メーカーのストライカー(SYK)
②マイクロソフト(MSFT)
③自動車部品メーカー、アプティブ(APTV)
④格安航空会社スピリット・エアラインズ(SAVE)
⑤缶メーカーのボール(BLL)
2019年2月4日号『バロンズ拾い読み』より
1. How to Outsmart a Dimming Outlook for Profits 利益成長の鈍化に勝つ【注目銘柄】
利益見通しが低調となる中、高いパフォーマンスが見込まれる5銘柄