■ 利益見通しに影
*全面的な貿易戦争の回避がベストシナリオながら市場の上値余地は少ない。割高感から悪材料に敏感「米国株に興奮するのは難しく、本格的な上昇には新たな好材料が必要」。
*新たな好材料を見つけるのは難しそう: S&P500指数の第4四半期の1株当たり予想利益(EPS)についてアナリストは既に42.56ドルから41.45ドルへと2.6%の下方修正。当該四半期が始まって2カ月でのこの下方修正幅は、2017年初頭以降で最も大きい。
*利益予想の下方修正は続きそう。エバーコアISIは2019年のS&P500指数のEPSについて、2018年の現時点での予想である164ドルからわずか3.9%増となる170ドルに。
*予想株価収益率(PER)が15.8倍の状況では、利益予想の下方修正リスクは「将来のリターン見通しを低下させ、リスク資産の継続的な上昇には貿易問題における有効な解決が必要。つまり、両首脳には握手以上のものが求められていることになる。

2018年12月3日号『バロンズ拾い読み』より
9. The Trader 7年ぶりの大幅上昇 【米国株式市場】
米中首脳会談前に反発したものの、利益見通しの下方修正が上値を抑えそう