*4月にバーニー・サンダース上院議員が民間医療保険廃止法案を上院に提出、投資家はマネジドケア銘柄から一斉に逃げ出した。S&P500マネジドケア指数は翌週にかけて、13.5%下落。医療保険大手ヒューマナ(HUM)の予想株価収益率(PER)は14倍で、過去5年の平均に対して25%のディスカウント。株価は21日終値の270.21ドルまで24%下落している。1株当たり利益(EPS)は、2015年の7.75ドルから2018年の14.55ドルまで力強く成長、同社は、2019年は17.50ドルと予想。

*同社に投資する理由は、メディケア(高齢者向け医療保険制度)のパートC(メディケア・アドバンテージ)が中心。民間の医療保険のように見えるが、実際は政府による保険。医療保険の民間管理会社に対して政府が保険料を支払う。ヒューマナは、メディケア・アドバンテージの第2位のスポンサーで、2018年の加入者は2040万人だ。今後に関して単純計算すると、メディケアの対象となる米国人の数は毎年3%増加しており、米議会予算局(CBO)によるとメディケア・アドバンテージを選択する米国人の割合は2018年の34%から2028年に42%に上昇すると予想される。メディケア・アドバンテージの成長余地は大きい。

*専門家は、いかなる新法であっても、メディケアにおいてマネジドケア企業が果たしている役割抜きでは済まないのではないかと考えている。サンダース上院議員案に対する民主党による大半の代案は、メディケア・アドバンテージ加入者の増加につながる可能性がある。

 

2019年6月24日号『バロンズ拾い読み』より
2. Humana Stock Can Rise Above the Health-Care Fray 医療改革受益者【ヒューマナ】
医療保険制度のどのような改革であれ株価上昇の可能性