*細胞内のDNAからタンパク質工場へとタンパク質の設計図を運ぶ役割を果たすメッセンジャーリボ核酸(mRNA)からの医薬品生産を研究する企業4社は、これまでに50億ドル以上の資金を引き付けてきた。

*mRNA医薬品は、遺伝子治療と競合するだけでなくワクチン産業に挑戦し、がん患者に新たな選択肢を提供する可能性もある。mRNA医薬品には数十億ドル規模の事業機会が存在する。実際に有効なのかという問題があり、トランスレート・バイオ(TBIO)とmRNA製薬最大手のモデルナ(MRNA)はそれぞれ、人間の患者に対して、長期にわたってmRNA医薬品を反復投与する臨床試験に取り組んでいる。

*mRNAは遺伝子治療に比べ比較的安全な選択肢と見られていると話す。遺伝子治療は失敗しても止めることはできないが、mRNA医薬品は、通常の医薬品と同様に投与されるため、副作用が発生した場合は止めることができる。遺伝子治療に似ていて、安全、が最良のシナリオ。

*モデルナのアナリスト平均目標株価は30.25ドル、現在の株価に対して99%の上昇余地。個別化がんワクチンに加え、モデルナはmRNAに基づく予防ワクチンも開発。トランスレートは希少疾患に全てを賭けているアナリストの平均目標株価は20.67ドルで、現在の株価に対して124%の上値余地。mRNA技術が本当に有効なのかは、間もなく明らかになるだろう。

 

2019年9月2日号『バロンズ拾い読み』より
1. The Next Frontier in Treating Disease 医薬品のフロンティア【mRNA医薬品】
フロンティアを追求する2社のバイオテクノロジー企業

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