Q:なぜ多くの投資家がバイオテックを嫌気しているのか。関心を再燃させる可能性があるのは何か?
ジアド・バクリ氏(T.ロウ・プライス・ヘルス・サイエンス・ファンド(PRHSX)のマネジャー):
2011~2016年にバイオテック株が人気だった頃の追い風が弱まっている。例えば、アルツハイマー病治療薬の失敗が大きな注目を集めた。規制環境もやや厳格化。

イーライ・キャスディン氏(キャスディン・キャピタルの創設者で最高投資責任者(CIO)):
好材料は多いがバイオテック市場には投機筋やイベントドリブン戦略の投資家が多い。ボラティリティが高いせいで、ほとんどの投資家は確信を維持することができず、セクターのモメンタムを保つのが困難。

Q:新たな治療法の中で最も注目しているのは?
デービッド・シェンケイン氏(グーグル親会社アルファベット(GOOGL)のベンチャーキャピタル部門GV、ゼネラルパートナー・ライフサイエンス投資チームの共同責任者):
希少疾患向け治療薬の開発は大きな後押しを受けている。患者が希少なので、臨床試験に必要な患者数も少なく、物事が速く進む。

Q:なぜ希少疾患に重点が置かれているのか?
シェンケイン氏:新薬開発においてリスクが最も高いのは、対象疾患が発生する仕組みの解明だ。希少な遺伝子疾患では、その仕組みが分かる。このような場合、新薬の有効性を証明するのに必要な患者数が少なく、時間と費用が削減される。

Q:推奨銘柄?
ジーナ・ワン氏(バークレイズのバイオテック株リサーチ担当ディレクター、米国中小バイオテック株リサーチアナリスト):当社が選好するのはリジェネックスバイオ(RGNX)サレプタ・セラピューティクス(SRPT)など。

バクリ氏:バーテックス・ファーマシューティカルズ(VRTX)アセンディス・ファーマ(ASND)

 

2019年9月30日号『バロンズ拾い読み』より
1. Biotech Roundtable 医薬品の未来に投資する方法 【ラウンドテーブル】
本誌初のバイオテック・ラウンドテーブルを開催