バークシャー・ハサウェイ(BRK.A)の株主総会が5月4日に開催されるが、株価は年初来でアンダーパフォームしている状況。株価不振の原因は、大型買収に備えて確保されている1100億ドルを超える現金、ウォーレン・バフェット氏の年齢(88歳)、後継者問題、同社が保有する2000億ドルの株式ポートフォリオのパフォーマンス不振、バリュー銘柄全般の不人気など。

*市場が期待していた自社株買いは今年2月までで13億ドル、時価総額のわずか0.25%だ。対照的に大手銀行は年間で5%超の自社株買いを実施。

*バフェット氏はフィナンシャル・タイムズ紙の最近のインタビューで、自社株買いが加速し、最大で1000億ドルを購入する可能性があると示唆。ただし、自社株買いの期間は示されていない。同氏はまた、バークシャー・ハサウェイとS&P500指数のリターンが非常に接近すると予想していると述べた。

*バークシャー・ハサウェイ株は、利益、自己資本および事業見通しの面でも依然として魅力的。2019年予想株価収益率(PER)は20倍。S&P500指数の17倍に対してはプレミアムだが、その差は過去数年で縮小傾向に。バークレイズのアナリストは、バークシャー・ハサウェイの各事業の長期的な成長機会を考慮すると、バリュエーションが非常に割安だと述べ、目標株価を37万5000ドルとしている(26日の株価は32万1000ドル)。

*バークシャー・ハサウェイの今年の利益は260億ドルになると予想されている。同社の株価純資産倍率(PBR)は1.4倍。利益創造力を考慮すると、今後の純資産は年率約10%で増加する可能性があり、PBRが一定ならば株価も同様のペースで上昇することに。

*次にどの会社を買収するのかについて、最近では、デルタ航空(DAL)や格安航空(LCC)大手のサウスウエスト航空(LUV)に注目が集まっている。

 

2019年4月29日号『バロンズ拾い読み』より
2. Buffett Is to Face Some Tough Questions 問題に直面 【バークシャー・ハサウェイ】
株価がアンダーパフォームする中での株主総会 本誌提案の再掲