*ロボアドバイザーの運用資産額は増加し続け、少なくとも4400億ドルに上る。2019年上半期は、ベターメント、パーソナル・キャピタル、チャールズ・シュワブ(SCHW)、バンガード、ウェルスフロントの大手ロボアドバイザー5社が400億ドルの投資資金を引き付けた。2018年の5社の資産増加額は通期で250億ドル。

*しかし最近の成長の理由は単純ではない。運用資産額の伸びをけん引しているのは、キャッシュ運用、支出・予算管理、サステナブル投資と、ロボアドバイザーにとっては新しいが金融業界ではありふれた商品。

*今月JPモルガン・チェース(JPM)がロボアドバイザーのサービスを開始した。ゴールドマン・サックス(GS)は依然としてフルサービスのロボアドバイザーを提供していないが、2016年にロボアドバイザー風の退職金運用サービス会社を買収。

*6月30日時点ではフィデリティの「フィデリティ・ゴー」が最高のリターンを達成、過去2年の年率リターンは7.26%。アドバイザリー手数料は0.35%で、投資先のファンドにかかる経費は無料。第2位はワイズバニヤンで、過去2年の年率リターンは7.00%。第3位はロボアドバイザーのパイオニアであるウェルスフロントで、過去2年の年率リターンは6.92%。パフォーマンスの下位2社は、チャールズ・シュワブと、ブラックロック(BLK)傘下のフューチャーアドバイザー。

*多くのロボアドバイザーの投資スタイルはバリュー投資に偏っている。バリュー投資は、過去の実績は優れているが、近年は市場をアンダーパフォームしている。割高なハイテク株が市場を大幅にアウトパフォームしているため。グロース投資に完全に偏っているロボアドバイザーは存在しないが、比較的中立なロボアドバイザーは過去2年でアウトパフォームしている。

 

2019年7月29日号『バロンズ拾い読み』より
3. Robos Look Beyond Investing 投資の先を見据える【ロボアドバイザー】
第3回ロボアドバイザー・ランキング