*資産6億4500万ドルのヘネシー・ジャパン・ファンド(HJPNX)を運用する武田政和氏。ファンドの過去10年の年間平均リターンは13.1%、ラッセル/ノムラ・トータル・マーケット・インデックスのほぼ2倍。

*日本株のバリュエーションは数年間でもっとも低い水準。利益は改善しているが、貿易問題が株価の足かせになっている。

*「日本が得意とするのは、トヨタ自動車(7203)が証明したように、卓越したものを生み出すことだ」トヨタ自動車だけでなく、スポーツ用品メーカーのアシックス(7936)のような消費者ブランドを販売する企業から、組み入れ1位である通信サービス大手のソフトバンクグループ(9984)などのコングロマリット企業まで幅広い企業に当てはまる。

*武田氏が定義する優良企業の条件は、ビジネスが安全で理解しやすく資本収益率が高い、持続可能かつ予測可能な平均以上の利益成長、堅調なキャッシュフロー、自己資本が潤沢なバランスシート、参入障壁が高いビジネス。

*広告、メディア、求人大手のリクルートホールディングス(6098)は、日本の断片化した産業に応えることで成功を収めてきた企業。2016年12月、武田氏はのれん償却費用の計上を要する日本の会計規則が決算上の利益を押し下げていると考え、リクルート株を初めて購入。当時のPERは30倍だったが、企業買収を考慮すると実際のPERは18倍程度。

 

2019年5月20日号『バロンズ拾い読み』より
5. The Allure of Japanese Stocks 日本株の魅力【日本株式】
バリュエーションの低さ、卓越した価値を生み出す力が強み