■ 元インド中央銀行総裁が語る
ラグラム・ラジャン氏は、現在シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスでファイナンスを教える。

Q:量的緩和(QE)の巻き戻しの影響?
Aラジャン氏:金利上昇で利払費の問題の他に借り換え能力も重要。危機ではないが興味深い時期になる。

Q:新興国市場は米国の利上げとドル高の悪影響を受けているが、伝播のリスクはあるか?
A:アルゼンチン、トルコ、ベネズエラへの融資はストレスが高まる。ブラジル、メキシコ、南アフリカは政治的な課題のため注視。ただし伝播はない。

Q:QEの巻き戻しが及びそうな他の分野は?
A:イタリアは公開市場で資金調達を迫られれば困難な課題。

■ 中国の状況
Q:貿易も含めて地政学的問題もFRBにとって状況を複雑にしているが、どのような展開になるか?
A:最終的には技術力が軍事力を決定。ペンス副大統領の演説を読めば、新たな冷戦の概要説明。

他の質問事項
Q:中国:債務が再度注目。債権は中国国内で保有され、外貨準備も十分との議論をどう思うか?
Q:インドは依然として不良債権で苦しんでいるが、なにが問題?
Q:中央銀行の独立性に対する圧力について他国への助言?
Q:FRBは金融政策の決定の際、世界の市場や混乱を考慮する必要があるか?
Q:金融の安定性に関して、潜在的問題はどこにある?
Q:数多くあるリスクの中で、十分注意が払われていない最大のリスクは何か?
Q:所得格差の問題について、投資家が関心を持つべき理由は何か?

2018年12月3日号『バロンズ拾い読み』より
8. Raghuram Rajan Is a Central Banker Willing to Speak His Mind 本音 【インタビュー】
本音を語ることをいとわない元インド準備銀行総裁、ラグラム・ラジャン氏に聞く