*来年の新規株式公開(IPO)による調達金額は、2014年の850億ドル以来最大の600億ドル以上と予想。
IPO予定企業:ライドシェア大手のリフトウーバーは市場を占う大型IPO案件。
宿泊プラットフォームのエアビーアンドビー、職場コミュニケーションツールのスラック、画像共有大手のピンタレスト、シェアオフィス大手のウィーワークなど。

*ユニコーンとされる企業は全世界に約300社あり、推定1兆ドルの価値を持っている。

*IPOとその株式市場への影響には期待し過ぎない方が。
1)米国内でIPOを実施した直近の100社のうち、65社の株価が公募価格を下回っている。
2)2018年のIPO、公募価格からのリターンはマイナス2.3%。
3)初日終値からのリターンはマイナス16.9%。

■ 公開後下落する傾向を回避できるか
*来年のIPO大麻会社ティルレイ(TLRY)は上場以来350%以上上昇。一方で自動車保険比較サービスのエバークォート(EVER)、バイオ医療機器のエレクトロコア(ECOR)、バイオ医薬品のネオン・セラピューティクス(NTGN)の等多くの企業は、IPO価格から60%以上下落。

*オンライン調査会社サーベイモンキーの親会社SVMK(SVMK)、オンライン音楽事業のテンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(TME)、バイオ医薬品のモデルナ(MRNA)などの大型IPOで株価が公募価格を下回る。家庭用スピーカーのソノス(SONO)は8月のIPOから50%下落。

■ IPOをあえて選ばない活路も
*非公開市場には豊富な資金があるし、上場にはさまざまなデメリットも。
*ミールキット大手のブルー・エプロン・ホールディングス(APRN)やソーシャルメディア企業スナップ(SNAP)は2017年に上場しその後株価が80%以上下落。スナップの価値は現在65億ドルと、2016年にグーグルの親会社アルファベット(GOOGL)が提示した300億ドルを大きく下回る。

■ 上場後数カ月は待つべき
*ユニコーン企業は優先株式のため評価額が過大になっている場合も。
上場した場合上場直後の数カ月が事業の本質を反映することはまれ。
「注目IPOはバリュエーションもかなり高い。6カ月待つのが入り口として妥当」

 

2018年12月24日号『バロンズ拾い読み』より
2. Why Investors Should be Wary as Unicorns Finally Seek IPOsユニコーン注意【IPO】
来年予定されるユニコーン企業の新規株式公開(IPO)には落ち着いた対応を