クラフト・ハインツ(KHC)は先日低調な決算を発表、株価が1日で27%下落。キャンベル・スープ(CPB)JMスマッカー(SJM)は四半期決算が好感され、株価がそれぞれ10%と5%上昇。投資家は大手食品会社の株式を買い増す前に現状を確認するべき。

*株価が大幅に割安になっているのはポジティブ材料。米国の大手食品会社9社の株価は過去2年で30%下落。数年前、このグループの予想株価収益率(PER)は20倍以上で米国の株式市場全体に対して30%以上のプレミアムだったが、現在予想PERは14.8倍と10%のディスカウント。

*しかし株価の急激な変動が続き食品セクターはもはやディフェンシブとは言えない。根本的な原因は、消費者の購買行動の大きな変化によって、以前は安定していた成長が妨げられていること。

*株価が割安であれば、勝ち組を探すのも不可能ではない。アナリストによれば、ユニリーバ(UN)ネスレ(NSRGY)など欧州の食品会社は米国よりも小さな国々に本社を置き多様な市場に拡大してきたため、現在の細分化した食品需要に適応していることなどから米国の食品会社よりも有利。米国では海外売上高と菓子類の割合が高くモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)、その他英国の食品会社ノマド・フーズ(NOMD)を選好。

 

2019年3月4日号『バロンズ拾い読み』より
2. Here’s the Real Problem For Big Food Companies  食品会社の真の問題 【食品銘柄】
株価は大幅に下落したが、割安とは言えない