■ 防衛銘柄の売られ過ぎ

*今年8月、中国最高峰の航空宇宙科学者グループが、「星空二号」という「航空機」の試験に成功。実際には中国が極極超音速ミサイルという新兵器を数年内に配備する可能性を意味。

*米国の防衛銘柄:6年間アウトパフォームも現在は低迷。トランプ大統領の下で2年にわたり急増した防衛予算は減少に転じると予想。

*ただし実際は、予算の大幅削減の可能性は過大か。ロッキード・マーチン(LMT)、ノースロップ・グラマン(NOC)、レイセオン(RTN)の防衛大手の売上高は、既に確定済みの歳出によって2010年代末まで急増を続ける見込み。

それ以降も、「テロとの戦い」から「冷戦2.0」への移行が進む中、従来のプログラムの予算減が近未来的な兵器への投資増によって相殺され、防衛予算は横ばい、もしくはインフレにより増加する公算が大。

*現在の防衛銘柄は売られすぎ。S&P500指数が年初来で2.5%上昇、ロッキードは7%の下落。今年の増益率は32%、1株当たり利益(EPS)は約17.50ドル予想。直近で約300ドルの株価に基づくと株価収益率(PER)はS&P500指数並みの17倍で1年前は24倍。

2020年度予想EPS24.50ドルに基づくPERはわずか12倍で配当利回りは2.9%。今後数年にわたり2桁の年率リターンを得られる可能性。他の防衛大手の見通しも同様。 

2018115日号『バロンズ拾い読み』より
1. A Scary New Missile Could Start a New Arms Race  極超音速ミサイル 【防衛銘柄】
新兵器の脅威が新たな軍拡競争を促す可能性