*決算発表前後の注目銘柄。
■ ネットフリックス(NFLX)
動画配信大手の同社は前四半期に加入者純増数が市場の予想に届かず、株価は1日で10%下落した。株価は昨年、400ドルを超えていたが、最近は272ドル。新興企業がキャッシュを流出させ続けていることに投資家はしびれを切らしている。同社は10月16日に第3四半期の業績を発表する。加入者数が増えないかぎり、ディズニー・プラス(ディズニーの動画配信サービス)が11月にスタートし、他の潤沢な資金をもつストリーミングサービスが続いた後に、順調に伸びていくとは考えにくい。

■ マテル(MAT)ハズブロ(HAS)
共に玩具大手のマテルとハズブロは10月後半に決算発表する。前四半期の株価はそれぞれ13%と10%上昇し、いずれも予測を上回ったが、ハズブロの株価は過去5年間で113%上昇した一方、マテルは65%下落した。ハズブロは5年前に、マテルがディズニーと結んでいたプリンセス・ドールのライセンス契約を奪い、マテルはバービー人形が人気を失ったことで苦戦している。

■ AT&T(T)
通信大手の同社の利益は、過去9四半期連続で3%超の増減を繰り返しており、その大半は減少。10月23日発表の決算は必見。同社株は割安感があり、5.4%の配当利回りは目を引く。電話事業は好調だが、ディレクTVが足を引っ張っている。ストリーミングサービスに移行するにつれて解約者数を減らすことができれば、配当株として株価は上昇する可能性がある。

■ ギャップ(GPS)
小売業界のニュースは11月まで回復しないだろう。前四半期、メイシーズ(M)は暴落し、ターゲット(TGT)は急騰。今回、投資家はギャップ、特に傘下のオールドネイビーに注目すべきだ。オールドネイビーは、倒産して店舗を閉鎖しているフォーエバー21と店舗立地が重複するケースが多い。長期的には市場シェアが拡大するが、短期的には値崩れした衣料品で売場があふれ返るだろう。

■ アルファベット(GOOGL)
*売上高成長率が17%に鈍化した後の4月に利益が7%減少し、売上高成長率が19%に回復した後の7月に利益は10%増加した。最近の予想売上高の上昇は良い兆候で、アナリストが同社にはまだ何十億ドルものドル箱資産があるとも述べている。株価は来期予想フリーキャッシュフローの22倍で取引されており十分割安。

 

2019年10月7日号『バロンズ拾い読み』より
7. Crunch Time for Netflix and 5 Other Stocks 正念場 【株式市場展望】
決算発表を控え、正念場を迎えているネットフリックス他5銘柄