*小売業界にとって今回の収益発表シーズンは厳しく、百貨店は特に激しい打撃を受けた。コールズ(KSS)ディラード(DDS)JCペニー(JCP)ノードストローム(JWN)の株価は決算発表後に少なくとも7%下落。メーシーズ(M)発表後の下落率は0.9%にとどまったが今年に入ってから株価は30%近く下落。

百貨店業界の問題は買い物客のオンライン移行、競争激化、在庫、関税。小売業者の自己改革もうまくいっていない。百貨店の売上高は年初来で4%減少。

*こうした逆風の中でも成功している大手小売業者がターゲット(TGT)。水曜日の決算発表後に7.8%急騰して77.56ドルを付けた。既存店売上高は4.8%増、オンライン売上高は42%増。JPモルガンはターゲット株をオーバーウエートに格上げし、目標株価を100ドルに設定。今年の予想1株当たり利益(EPS)に対する株価収益率(PER)はわずか13倍で、小売業者のPERレンジの中間付近。

 

2019年5月27日号『バロンズ拾い読み』より
5. The Trader 5週連続でNYダウは下落【米国株式市場】
貿易問題のほか、株式以外の市場が発するメッセージをいかに織り込むか