*26日金曜時点で、S&P500指数採用銘柄の44%が第2四半期の決算発表を終えた。ファクトセットによると、利益が予想を上回ったのは77%の企業で、利益が予想を上回った企業の割合は、過去5年間の平均である72%を上回る。これは予想が低かったからだといえる。
*米中貿易戦争の影響で、売上高の海外比率が50%以上の企業と未満の企業の二つのグループに分けると、前者のグループの総利益は13.6%減、後者は3.2%増となっている。
*最も好調なセクターはヘルスケアで、利益は4.8%増。中でも特に好調なのがジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J、ティッカーはJNJ)。1株当たり利益(EPS)は23%増。一方素材セクターは前年比19%減で最も振るわない。
2019年7月29日号『バロンズ拾い読み』より
10. Preview 今週の予定【経済関連スケジュール】
第2四半期の業績は予想を上回る企業が多いものの、減益も見られる