■ ファンダメンタルズ面はさえなかったが…
*先週のダウ工業株30種平均は3.1%高、の2万5883ドル25セント、2017年11月以来となる8週連続高。S&P500指数は2.5%高、ナスダック総合指数は2.4%高。
*好材料が多かったわけではない。農機のディア(DE)コカ・コーラ(KO)の業績は投資家に不満を残す。1月の鉱工業生産は8カ月ぶりの低下、12月の小売売上高は2009年以降最も落ち込む。しかし米中貿易交渉の進展に関するニュースは全体的に明るいトーンで好感された。
■ イールドカーブに注目
*市場の上昇が続く可能性はある。12月の下落を受けて2018年末のS&P500指数の予想株価収益率(PER)は14.5倍と割安水準、その後11%近く上昇してもPERは16.2倍でしかない。グレンミードのプライド氏「これはまさに適正水準、割高ではない」
*最終的にどの程度上昇するかは景気次第、現在の軟調な状況が景気後退につながるかに注目。
*注意すべき指標の一つはイールドカーブ。3カ月財務省短期証券(Tビル)と10年国債の利回り差はわずか0.236%ポイントで、利回りが逆転してこれがマイナスになれば、景気後退が差し迫っていることを示す。
*カラモス・インベストメンツ共同CIOマット・フロイント氏「イールドカーブは非常にフラットな状態だが、過去数週間に経済指標がさえなかったにもかかわらず、変化が見られなかったのは良い兆候。これでイールドカーブがスティープ化すればもっと良いのだが」

 

2019年2月18日号『バロンズ拾い読み』より
9. The Trader 経済指標よりも米中貿易交渉の進展を好感【米国株式市場】
割高感はなく、これまでの売り手が買い手に回っている状況