*配送大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の株価は100ドルと過去5年間でほとんど変わっておらず魅力的。配当利回りは主要な運送会社の中で最高の3.8%、S&P 500指数の2倍。米郵政公社(USPS)フェデックス(FDX)と競合するUPSの株価収益率(PER)は、2019年の予想1株当たり利益(EPS)7.49ドルの13倍と、過去最低水準に近い。

*UPS株を保有するハバフォード・トラストで共同最高投資責任者(CIO)を務めるハンク・スミス氏は、「UPSのバリュエーションは市場並みかそれ以上だったが、今では市場を下回っている。市場を超える結果を求める投資家には非常に適した銘柄だ」と述べる。

*強気派はUPSの保守的なバランスシートと高い信用格付けを評価。「UPSには有力な事業、比較的低いPER、非常に安定した配当がある。株価に3年間動きがなく、フリーキャッシュフローが来年から改善し始めると予想される今は保有開始の良いタイミングだ」

*一方、UPSの利益と高水準の設備投資、電子商取引の状況、そして世界的な貿易摩擦について心配する投資家もいる。株価は4月下旬の第1四半期決算発表を受けて10%以上下落。

*自社株買いよりも配当を優先。1999年の上場以来増配を続けており、2月には5%増配して96セント。年間配当性向は50~55%を目指している。調整後EPSの5~10%成長を目標としていることから、配当も同程度の成長が見込まれることになる。

 

2019年5月13日号『バロンズ拾い読み』より
2. UPS Stock Is Poised to Deliver. Here’s Why. 結果を出す態勢のUPS【UPS】
株価が足踏みを続ける配送大手に注目すべき理由