*3月22日に米長期金利が3カ月物金利を下回る逆イールド現象が生じ、景気後退のシグナルがともったことになるが、まだ持ちこたえるかもしれない。

*翌25日の週は、上場投資信託(ETF)のiシェアーズ米国債20年超ETF(TLT)バンガード米長期債券ETF(BLV)といった長期債券ETFが最高値を付けた。逆イールド現象の際には年限が長い債券ほど価格が上昇するため、長期債券ETFに最高値が付きやすくなる。

*イールドカーブがフラット化した際によく取られるのは、残存期間の長い債券と短い債券を組み合わせたバーベル戦略。例えば低リスクで利回りが2%以上の短期債、マネー・マーケット・ファンドと同時に、バンガード超長期米国債ETF(EDV)ピムコ25年超ゼロクーポン米国債インデックスETF(ZROZ)といった長期債券ETFを保有する債券ポートフォリオを組む。

*しかし、バーベル戦略がパフォーマンスを上げるのもそろそろ終わりかも。利回りがここ最近の2.37%付近で底入れするとしたら、イールドカーブのスティープ化が始まる可能性が。イールドカーブがスティープ化する際には、長・短期債を避けて中期債に投資するブレット戦略が有用。

*今のところは、iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF(AGG)といった市場の動きに依存しないマーケットニュートラルなETFが良いのかも。

 

2019年4月1日号『バロンズ拾い読み』より
7. The Best Bond ETFs for Playing the Yield Curve 逆イールド現象【債券ETF】
目下のイールドカーブの動きに最適な債券ETFを探る