*過去1年間に、生活必需品株は市場をアウトパフォームしたが、そのうち数銘柄の直近のリターンを見ると、インカム投資においても魅力を増している。総資産約140億ドルのコンシューマー・ステープルズ・セレクト・セクターSPDR(XLP)の3カ月のリターンは約5%で、S&P500指数の3.6%を上回った。直近12カ月で、分配金も考慮するとリターンは約13%で、市場のリターンである4.7%を軽々としのぐ。

*取り上げた6銘柄は全て、配当利回りが2%超で、直近3年間にわたって毎年度増配を行い、時価総額が200億ドル超の企業。市場平均を上回るバリュエーション、穏やかな配当成長という共通点があったが、売上高成長率などに相違点。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G、ティッカーはPG)は「既存事業の売上高成長の軌道は持続的に回復し」、粗利益率の改善によって、競合他社よりも速いペースでの利益増加が見込める。来年6月に終了する今年度EPSのコンセンサス予想は4.86ドルで、前年度の4.52ドルから8%増が見込まれる。配当は2.90ドルから約3%増の3ドルになると予想され、現在の配当利回りは2.5%。

コカ・コーラ(KO)の2019年の予想利益に対する株価収益率(PER)は25倍超で、市場平均の約18倍を上回っている。競合他社と比較して、同社の「売上高成長の見通しが飛び抜けていることは明らかだ」と述べる。同社の配当は、多額のフリーキャッシュフローによって支えられている。配当利回りは約3%で、年間リターンは約20%。

ペプシコ(PEP)も、配当利回りが高い炭酸飲料企業だ。積極的にスナック食品へ進出し、現在ではスナック食品事業が利益の3分の2近くを占める。配当利回りは2.8%で、年間リターンは約20%。今年4月、同社は四半期配当を3%増の95.5セントへ引き上げると発表。その他日用品大手のキンバリークラーク(KMB)コルゲート・パルモリブ(CL)

 

2019年9月23日号『バロンズ拾い読み』より
5. Kellogg and 5 Other Staples Stocks 配当が魅力の生活必需品株 【インカム投資】
安定した配当に加え、若干の成長も見込む