*今年はこれまでのところ、増配を続ける株に焦点を当てた配当株ファンドが、配当利回りの高さを重視する配当株ファンドのパフォーマンスを上回っている。例えば、上場投資信託(ETF)のバンガード増配株式ETF(VIG)プロシェアーズS&P500配当貴族ETF(NOBL)はバンガードのファンドは8月30日までに22%上昇し、プロシェアのファンドは16%の上昇。「継続的な増配を可能にする力強い利益成長を見せる企業の方が、配当利回りの高いバリュー型の企業よりも人気がある」

*ラッセル1000バリュー指数の上昇率13.2%に対し、ラッセル1000グロース指数は今年22.1%上昇した。過去1年、3年、5年、および10年の全ての期間で、グロース指数の方がパフォーマンスで上回っている。

*ただし個別のファンドの内容を見ることが重要。増配株ETFのパフォーマンスは保有する銘柄によって著しく異なる。ハイテク株は配当の世界ではまだまだ新参者。

*比較した6本の上場投資信託(ETF)のうち、今年は増配株を重視する3本が配当利回り重視の3本をアウトパフォームしている。最もパフォーマンスが悪いのは、インベスコS&P500高配当・低ボラティリティETF(SPHD)で、上昇率は9.1%。このファンドは、配当利回りがより高く、ボラティリティがより低い株に投資する。同ファンドの6月30日現在の保有銘柄上位には、配当利回り6.5%のフォード・モーター(F)と約6%の通信大手AT&T(T)。同ファンドの配当利回りは4.29%であるのに対し、バンガード増配株式ETFの配当利回りは1.74%。配当利回りとキャピタルゲインの間に適切な長期的バランスを見つけるのが配当株投資の難しいところ。

 

2019年9月9日号『バロンズ拾い読み』より
4. With Dividend Funds, Growth Is Hotter Than Yield 配当株ファンド比較【配当株投資】
配当の「成長」が「利回り」よりも人気

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