*ピムコのグローバル経済アドバイザー:マイナス金利は人口動態やテクノロジーの派生物かもしれない。これは、マイナス金利が欧州中央銀行(ECB)、スイス国立銀行および日銀などにより生み出された異例の状況であるという典型的な見解とは異なる。

*同氏は寿命の長期化が貯蓄の欲求を高めていると書いている。欧州の投資家が貯蓄の安全確保に殺到したために、ドイツ国債利回りはマイナス圏に落ち込んだ。投資家はドイツ国債を償還まで保有すると、年率0.56%の損失を被ることになる。ただ、短期的にはプラスのリターンを得られる可能性もある。

*1年前には、米国10年国債利回りは4%あるいはそれ以上の水準へ上昇すると著名投資家が予想していた。しかし最近では、米国金利がゼロパーセントまたはマイナス圏に低下すると予想する向きも少なくない。問題は、ゼロ金利への急低下が、株式市場やその他リスク資産のリセッション的な暴落を引き起こすか。

*なお、金価格は6年間のボックス圏を上に突き抜けている。ルイーズ・ヤマダ氏:金は同期間に、NYダウに対してアンダーパフォームだったが、最近ではアウトパフォームに転じつつある。金のエクスポージャーとして上場投資信託(ETF)のSPDRゴールド・シェアーズ(GLD)などを好む。

 

2019年8月12日号『バロンズ拾い読み』より
7. Up and Down Wall Street 金利低下は吉か凶か 【コラム】
マイナスの債券利回りでもトータルリターンはプラス 金が上昇